引越し狂騒曲

10年前に台湾か韓国で手相を見てもらった時に、

「ア、あなた引越の線出テルネ」と言われた。

それからバタバタと3回引越しをした。

 

引越しというのは、とんでもない脅威だ。

 

もれなく3回とも狂った。大狂乱だった。

すべて夫の転勤に拠るものだったので、やはり夫が引継ぎや送別会に忙しく、1人で進めていると終わりの頃に爆発する、というパターンだった。

 

そして、今ナウ、引越しの準備をしている。

理由は転勤でなく、しかも近距離なので難易度は低い。

1ヶ月も前から箱をもらい、週末ごとに詰めたりと順調そのものだった。

 

それでも狂騒曲は もれなく流れてきた。

私の妊娠騒動だった。

 

三連休の最初に検査薬が薄く反応し、さらに少量の血が出た。

婦人科は診療外なので、安静にするしかないとおもった。

 

血が出てる、重いものが持てない…むしろ動けるかも分からない。引越しまで時間がない。

引越しセンターに電話したり、諦めそうになったり、落ち込んだり、ひと騒動になってしまった。

 

生々しいので詳細は語らないが、結果的に妊娠ではなかった。

不妊治療しているから、敏感になりすぎていたようだ。

 

のんびり、ほっこり、ていねいに引越しするのは性格的に無理なようだ。たぶん これからもそう。

そんな引越し聞いた事ないけど。